Amazon Q BusinessにAIによるワークフロー作成機能が発表されました!(近日公開)

Amazon Q BusinessにAIによるワークフロー作成機能が発表されました!(近日公開)

Amazon Q Businessにて、AIを活用したワークフロー自動化機能(近日提供)と、50以上のアクションインテグレーション(一般提供)が発表されました。自然言語やSOPアップロードでワークフローを定義でき、AsanaやJiraなど主要なビジネスアプリケーションと連携が可能です。
Clock Icon2024.12.06

re:Invent 2024において、Amazon Q Businessにて以下のアップデートが発表されました。

  1. AI-powered workflow automation in Amazon Q Business (coming soon)
  2. Supports for more than 50 action integrations (generally available)

Amazon Q Businessは、以下のブログのとおり、2024年4月30日に一般提供が開始されています。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/amazon-q-business-now-generally-available-helps-boost-workforce-productivity-with-generative-ai/

Amazon Q Businessは、主に企業内ワークロードでの利用を想定しており、各企業がセキュアかつ手軽に生成AIのパワーを享受することを目的として提供されています。そんな、Amazon Q Businessに上記の2つのアップデートがあったので、その内容を速報でお届けします。

ほな、いってみよ!!

アップデートに関連する公式情報

AWS公式ブログ

https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/amazon-q-business-is-adding-new-workflow-automation-capability-and-50-action-integrations/

アップデート:AI-powered workflow automation in Amazon Q Business (coming soon)

※この機能は近日提供予定とのことなので、画像は、上記公式ブログから引用させていただいています。

一般的な企業には、複雑なワークフローが多数存在しますが、これらのワークフローを自動化するのに、従来は何ヶ月もかかっていました。

Amazon Q Businessを利用して、これら複雑なワークフローの作成とメンテナンスを簡素化する機能ということです(近日提供予定とのこと)。

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近日提供予定とのことなので、実際の動作は現時点では不明ですが、自然言語を利用してワークフローを定義したり、標準作業手順書(SOP)のアップロードや実行中プロセスの録画のアップロードでも、ワークフローを定義できるとのことです。

こんな形で、標準作業手順書をアップロード。

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何個かの質問に答えると、初期のワークフローテンプレートが作成され、ビジュアルインターフェースでワークロードをカスタマイズできます。

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ワークフローには、APIコール、自動UIアクション、AIエージェントステップを含めることができ、様々な企業のビジネスプロセスに対応することができるとのこと。

また、ワークフローのダッシュボードには分析機能が組み込まれていて、実際にそのワークフローがどんなユーザーにどれだけ利用されているかを追跡できる。

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アップデート:Supports for more than 50 action integrations (generally available)

Amazon Q Business プラグインを利用すると、サードパーティアプリに接続し、そのサードパーティに依存するタスクの実行をAmazon Q Businessアプリケーションのワークフローで利用することができます。

既存のAmazon Q Businessアプリケーションを開き、add Pluginから必要なプラグインを選択できます。

現状利用できるプラグインの一覧は、公式ページのBuilt in Pluginの一覧として定義されています。

https://docs.aws.amazon.com/amazonq/latest/qbusiness-ug/built-in-plugin.html

2024年12月5日時点の一覧はこちら。

  • Asana – Create and update tasks.
  • Confluence – Search pages.
  • Google Calendar – Find and list events.
  • Jira Cloud – Read, create, search, and delete issues. Change issue status and move issues to sprint. Create, read, and delete sprints.
  • Microsoft Exchange – Get events from calendar and get emails.
  • Microsoft Teams – Send private and public, or channel messages.
  • PagerDuty – Get incidents, find similar incidents, find root cause incidents, get status updates on incidents, and update incidents, and find out who is on-call for escalation.
  • Salesforce – Manage cases (create, delete, update, get), Retrieve account lists, handle opportunities (create, update, delete, get, fetch specific), and fetch specific contacts.
  • ServiceNow – Create, read, delete, and update incidents. Create, update, delete, and read change requests.
  • Smartsheet – Search and read sheets, and list and get reports.
  • Zendesk Suite – Create and update tickets, and get ticket details.
  • Jira (Legacy) – Create an issue.
  • Salesforce (Legacy) – Create a case.
  • ServiceNow (Legacy) – Create an incident.
  • Zendesk (Legacy) – Create a ticket.

およそ、企業ユースのワークフローとして定義しておきたいビジネスアプリケーションが網羅されているのがわかります。PagerDutyや、Zendeskあたりは、問い合わせや監視対応のワークフローとして利用イメージがわかりやすいですね。

Amazon Q Businessの今後の進化はいかに

2024年12月5日時点で、Amazon Q Businessが利用できるリージョンは、以下の2つのみです。

https://docs.aws.amazon.com/amazonq/latest/qbusiness-ug/quotas-regions.html

  • US East (N. Virginia)
  • US West (Oregon)

企業ユースで、エンドユーザー起点で生成AIのパワーを利用していくのに、Amazon Q Businessの着眼点は非常に良いと思っているので、今後も、いろんな機能強化が進んでいくことを願っています。

それでは、今日はこのへんで。濱田孝治(ハマコー)(@hamako9999)でした。

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